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走る時の悩み

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私が初めて地元のマラソン大会に出場したのは20年以上前で、5㎞走るのに35分を超えただけでなく、翌日からの両下肢の筋肉痛に大いに悩まされ、階段の昇り降りもままならない状態となり、大変悔しい思い出となっていました。

それから約10年経って健康管理に目を向けるようになり、ダイエットをした時に動きたい、走りたいという気持ちが出てきたので、再度地元のマラソン大会に5㎞から参加するようになりました。日々の練習の成果もあり、走り終えてから辛い思いをすることもなくなって、ゴールする時の喜びも病みつきになってしまいました。人それぞれタイムが違っても、ゴールするときには笑顔になります。走れるということは有難いことであり、楽しいことなのです。

走る距離も5㎞から10㎞、ハーフマラソン、フルマラソンと長くなりました。しかし、私は幼少期から扁平足なので、フルマラソンでは30㎞を過ぎてから疲労が蓄積すると両足が痛くなって途中で歩いては走り、歩いては走って何とかゴールしていました。ゴールまで走り続けるという本当の意味での「完走」がフルマラソンではなかなかできませんでした。

試行錯誤を重ねながら、足への負担を減らす為に体重を50㎏代に落としたり、痛み止めを飲んだり、靴を変えたり、ペース配分を変えたりしてみました。その結果、減量はスタミナ不足で過去最低の記録を残してしまうこととなりました。走るためにはしっかりと食べないといけないのです。でも、それだけではありません。スポーツというものは才能と努力の両方で良い結果が出せるものですが。その中でもマラソン程才能以上に努力のほうが良い結果につながる要素となるスポーツは少ないのではないかと思われます。ですから、日々の練習が一番大事なのです。今では、当院の義肢装具士に依頼して、私の扁平足に一番よく合ったインソールを作成してもらい、普段歩く時も、走る時も靴底に入れて快適に走れています。

多くのランナーの中で、痛み止めの内服薬としてロキソニン®(一般名ロキソプロフェンナトリウム)やボルタレン®(一般名ジクロフェナクナトリウム)が使用されています。私もこれまではそうしていました。しかし、走っている最中に錠剤をシートから出すときは薬を落としそうになったりして結構大変です。2022年からジクロフェナクナトリウム経皮吸収型製剤(湿布とは違い、体のどこに貼っても痛みをやわらげる効果がある貼り薬)の適用範囲が各種がんにおける鎮痛だけでなく腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群及び腱鞘炎における鎮痛・消炎に広がったので、私はこれを体幹に貼って走っておりますが、痛みを抱えておられるランナーには非常に有効です。

コロナ禍で全国のマラソン大会が中止になり、私が好きだった香住・ジオパークフルマラソン大会は第8回の2019年4月27日を最後に大会終了となりました。ようやくコロナ禍も終わってマラソンが再開されたことはとても嬉しく思います。2023年3月26日なにわ淀川マラソン2023で30回目のフルマラソンを完走しました。タイムは4時間19分2秒で男子730人中478位でした。遅いようですが、これでも自己ベスト3です。

2023年3月5日(日)に開催された第10回 とよなかシティリレーマラソンには上野東整形外科・運動リハビリテーションクリニックから総勢5名がハーフリレーマラソンに出場し、若手の頑張りで好成績が出て、楽しい1日となりました。来年も是非参加したいと思います。

今、マラソンの前にいつも心配になるのは、怪我をせずにゴールできるかどうか、また、いつまで走れるだろうかということです。マラソン1回の歩数は約5万歩です。例えば5万回曲げ伸ばしした膝関節が擦り減らずに耐久出来るということはとてもすごいことでもありますが、膝を傷めるリスクでもあるわけです。そのためにも、体重管理と、膝周囲の筋力維持に励んで、これからも走り続けたいと思います。

走るということは歩くことの延長線上にあります。走れなくとも、「歩ける」ことはすごく大切です。そして、歩くということは、「動き、座り、移動する」ということの延長線上にあることなので、皆様がこれらの動作がいつまでもできるように、上野東整形外科・運動リハビリクリニックはこれからも頑張ります。

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